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2015/12/15

「鬼」

小説や時代劇でおなじみの「鬼平犯科帳」は、江戸時代に実在したした長谷川平蔵が主人公。役回りこそ火付盗賊改といかめしいが、人情家で知られた▼誤認逮捕した者がいた。当時は「疑われる方が悪い」と謝罪の一言もないのが普通だろう。鬼平は違った。拘束のため稼げなかった日数分の金を持たせて解き放った。 「もしお縄になるなら長谷川様に」。人々は言い合ったそうである▼職場にも昔は「鬼のー」と形容される上司がいた。仕事には頑固一徹、妥協を許さない。そんなこわおもてが時折のぞかせる情の顔。近寄りたくもない「鬼」に、ふと親しみが湧いたりもした▼ことわざでもしかりだろう。 「鬼も十八、番茶も出花」、「来年のことを言うと鬼が笑う」 「鬼のかくらん」・・・日本の鬼にはどこか愛嬌が漂う。笑顔優しい元大関の魁皇だって、しこ名の一部に鬼が潜む▼欧州で、中東やアフリカで、鬼が暴れ回っている。いやそこに引用されては、と鬼の方が憤慨するほど冷酷非道ぶりである。日本とて対岸視はしておえない。神出鬼没。見えない姿に世界がおののく▼「恐れ入谷の」に続く鬼子母神は、人間の子供をを捕まえて食べていた。釈迦がその鬼女の子を隠すと半狂乱になってわが子を探した。肉親の情を悟り、改心し、そして仏の守護神となったと伝わる。テロ犯にも親きょうだいがあろう。愛する人がいよう。鬼の目に涙はないのか。 12/7 西日本新聞「春秋」より

 

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コメント

道理を超えて手前勝手にでしょうか。その鬼にのさばられてはです。

kazuyoさん こんばんは
ホントですね。日本の鬼にはどこか愛嬌が漂う感が昔はあったようですね。

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