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2014/04/13

「落花の雪」

とはよくぞ言ったものと、桜の樹下を歩いて思った。東京ではここ数日しきりに降った。 「空知らぬ雪」 「空に知られぬ雪」という雅やかな言葉もあり、これも散る桜をいう。  <桜散る木の下風は寒からで空に知られぬ雪ぞ降りける>は平安歌人、紀貫之の 一首である▼「空知らぬ雨」という言葉もあって、これは涙のこと。後撰集の<空知らぬ雨にも濡るるわが身かな三笠の山をよそに聞きつつ>は恋歌の項にある。花にくらべてひとの営みは人くさい▼ほんものの雨や雪は、空が降らす。十二単の昔から時は流れ、降雨の様子を立体的にとらえた詳細な画像が人工衛星から送られてきた。新しい「全球降水観測衛星」は2月に打ち上げられ、精度が自慢という▼発達した低気圧が強い雨を降らすさまは、万の蛇口がいっせいに開いたようだ。近年の空は乱調が目立つ。降れば大雪、豪雨で、予想は難しい。欧米の衛星と国際観測網を敷いて、天気予報の精度向上や防災への貢献が期待されている。▼世界は均(なら)すと年に千ミリ弱の降水があるが、豪雨と干ばつは偏(かたよ)る。強い雨がより狭い地域で降る一方で、降らない地域は広がる傾向が進む。温暖化の影響が無視できないらしい▼「好雨」という言葉が杜甫の詩にある。<好雨時節を知り、春に当たりて乃(すなわ)ち発生す……>。よい雨はときをこころえ、春になると降りだして万物を潤す。乱調の空に読んで聞かせたくなる名文句である。温暖化を防ぐべく、人間がかみしべるべきか。                                                                                     

                              2014・4・12朝日新聞「天声人語」より

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コメント

わが家も朝日新聞です。この文章、読んでいました。良い言葉ですね。
昔から、いかに桜を好んでいたかですね。

ミセス肥後椿さん こんにちは^^

>豪雨と干ばつは偏(かたよ)る。
これが困るのですよね。

「西日本新聞に載っていたかしら?」って思いました。朝日新聞だったのですね。
良い記事を教えていただきました。

肥後椿さん (p≧w≦q)オッ☆ o(≧▽≦)o ハァァァァァァ♪
我が家も朝日新聞ですので読みました。
温暖化対策の会議を何度も繰り返していますが、なかなか足並みがそろいませんね。
自国の利益だけを考えている国がある以上難しいですね。

kazuyoさん こんばんは
散る桜にも、こんな雅かな言葉があるなんて、
日本で一番愛されている花、桜ですね。

リリー姫さん こんばんは
<豪雨と干ばつは偏る>
ことはホント、困りますね。

kazuさん こんばんは
朝日新聞を読まれてるんですか。
<温暖化対策の会議を何度も繰り返していますが、
なかなか足並みがそろいませんね。
自国の利益だけを考えている国がある以上難しいですね。>
ホント、ですね。

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