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2014年4月

2014/04/27

カスマグサとヘチマ

Kasumagusa_618x800 カラスノエンドウは道端などにこんもりと茂り、大きさが1㌢あまりの赤紫色の花をいっぱい咲かせます。かわいい蝶を思わせる独特の格好。葉の先端は巻きひげ状になって、ほかの植物などに巻きついています。よく見るとほかにも葉や花は大きさが小さいものの、そっくりの植物があります。大きいのはカラスノエンドウで、小さいものはスズメノエンドウです。その中間の大きさのカスマグサはカラスノエンドウやスズメノエンドウほど多くはありませんが、注意していると見つけることができます。カラスノエンドウはなぜ「カラス」なのでしょう。植物の名前は姿・形・花や果実の格好、生えている場所、見つけた人の名前をとったものなどいろいろです。カラスノエンドウは初夏、実る果実つまり豆の鞘や、その中に入ってる豆が黒いことからカラスを連想して名づけられました。スズメノエンドウはカラスノエンドウより小さいことによります。面白いのはカスマグサで、大きさなどがそれらの中間であることからカラスの「カ」、スズメの「ス」、間の「マ」から「カスマ」と名付けられました。こうしたちょっとひねった名前はほかにへちまなどがあります。ヘチマは古くは細長いことからイトウリと呼ばれていましたが、だんだん「トウリ」と省略されるようになりました。そして「ト」がいろは47文字の「ヘ」と「チ」の間にあることからヘチマと呼ばれるようになったそうです。                4/12 熊本日日新聞「くまTOMO」(/野の花/フィールドノート)より

2014/04/13

「落花の雪」

とはよくぞ言ったものと、桜の樹下を歩いて思った。東京ではここ数日しきりに降った。 「空知らぬ雪」 「空に知られぬ雪」という雅やかな言葉もあり、これも散る桜をいう。  <桜散る木の下風は寒からで空に知られぬ雪ぞ降りける>は平安歌人、紀貫之の 一首である▼「空知らぬ雨」という言葉もあって、これは涙のこと。後撰集の<空知らぬ雨にも濡るるわが身かな三笠の山をよそに聞きつつ>は恋歌の項にある。花にくらべてひとの営みは人くさい▼ほんものの雨や雪は、空が降らす。十二単の昔から時は流れ、降雨の様子を立体的にとらえた詳細な画像が人工衛星から送られてきた。新しい「全球降水観測衛星」は2月に打ち上げられ、精度が自慢という▼発達した低気圧が強い雨を降らすさまは、万の蛇口がいっせいに開いたようだ。近年の空は乱調が目立つ。降れば大雪、豪雨で、予想は難しい。欧米の衛星と国際観測網を敷いて、天気予報の精度向上や防災への貢献が期待されている。▼世界は均(なら)すと年に千ミリ弱の降水があるが、豪雨と干ばつは偏(かたよ)る。強い雨がより狭い地域で降る一方で、降らない地域は広がる傾向が進む。温暖化の影響が無視できないらしい▼「好雨」という言葉が杜甫の詩にある。<好雨時節を知り、春に当たりて乃(すなわ)ち発生す……>。よい雨はときをこころえ、春になると降りだして万物を潤す。乱調の空に読んで聞かせたくなる名文句である。温暖化を防ぐべく、人間がかみしべるべきか。                                                                                     

                              2014・4・12朝日新聞「天声人語」より

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