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2014/03/16

かぜのでんわ

山の上に1台の電話があります。きょうも誰かが話しに来ます。でも、電話線ははつながっていませんー。先月出版された絵本「かぜのでんわ」(いもとようこ作絵、金の星社)から▼たぬきの子が受話器を取りました。「お兄ちゃん、早く帰ってきてよ。さびしいよ。僕、いい子にするから」。次に日はうさぎのお母さん。「もしもし、坊や。いつもののように『ただいまー』って帰ってきてちょうだい」▼雨の日、きつねのお父さんは泣きました。「俺、どうしたらいいんだ。おまえがいないとなんにもできないんだよ」。ねこさんは祈るように問いました。「神様、教えてください。人はなぜ死んでしまうのですか?」▼絵本にはモデルがある。岩手県大槌町に実在する「風の電話ボックス」。東日本大震災の後、ガーデンデザイナーの佐々木格(いたる)さんが自宅の庭に設置した。黒電話の横には「風の電話は心で話します」と書かれている。▼あまりにも突然に多くの命が奪われたあの日。一言だけでも最後に言いたかったことがある。そんな思いを風に乗せて伝えるため、線がつながってない電話で話しに来る人が今も絶えないという▼大震災からきょうで3年。町は少しずつ元の姿を取り戻しているが、心の傷が癒えるにはどれほどの時間がかかるのだろう。絵本では最後に、鳴らないはずの電話のベルがリーンと響くのだけれど。 2014.3.11 西日本新聞(春秋)より

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コメント

心豊かな人のところへ、風の電話が繋がりますように。
どれほどの我慢と頑張りをなさったことでしょう。でもでも、最後は自分の力でしょう。どんなに辛くてもです。

肥後椿さん ((ヾ(*ゝ∀・*)ノ☆゜+.⊇ωレニちゎ゜+.☆
現実の黒電話も鳴るといいですね。
本当の復興はまだまだ先のようですね。

kazuyoさん こんにちは
これを読んでいて涙が出ます。
ホントに自分自身の力で、ですね。

kazuさん こんいにちは
本当の復興はまだまだのようですね。
心の傷が癒えるのにはどれほどの時間がかかるのか、
心の復興のきっかけの一役になってるみたいですね。

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