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2013/10/25

天高く馬肥ゆる秋

 「何ぶん、無学なもので」などと使うこの表現。普通は「勉強不足でして」と釈明の場合で口にするが、全く逆の意味を持つこともある。仏教の世界で「無学」とは、「これ以上、学ぶものが無い」ことを示す場合もあるという▼天高く馬肥ゆる秋、である。澄んだ青空が広がり、豊かな実りの季節の到来を表した言葉だと思っていた。実はこちらの由来も意外なものだった▼その昔、中国では豊穣の季節になると、北方から匈奴(きょうど)と呼ばれる騎馬民族が押し寄せて来た。収穫の被害はよほど甚大だったのだろう。万里の長城は、匈奴の侵入を防ぐために構築が始まったという。「天高く~」とはすなわち、心して襲来の季節にそなえよーという「警戒警報」だったのだ▼匈奴の脅威などとっくになくなったというのに、今年の「天高く~」は警戒の意に逆戻りしたかのようだ。相次ぐ台風の発生と被害。10月に入ってようやく猛暑が収まったと思ったら、東京では史上最も遅い真夏日を観測。その一方、北海道では記録的な速さで初雪が降った▼空が落ちて来るのでは、とまではさすがの心配しないものの、今秋、「九州は大丈夫か」と空を見上げる不安は、杞憂(きゆう)とばかりはいえないだろう▼気象予報に精度は上がっても、自然災害をゼロにはできない。「備えあれば憂いあり」である。慣用句とは大いに違って「無学もの」と笑われようと、さらに万全の備えを心掛けたい。 10/21付 西日本新聞(春秋)より

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コメント

もう学ぶものが無いから無学ですか。無限にあるはずですよね。としても当時の書物では限界があったのでしょうか。
多少の備えがあっても、完全に安心とは言えないですね。まさかが減ることを願うだけです。

肥後椿さん ((ヾ(*ゝ∀・*)ノ☆゜+.⊇ωレニちゎ゜+.☆
勉強になりました。
台風の被害はありませんでしたか?
今年は災害の多い年でした。
これ以上何事も起きませんようにと祈るばかりです。

kazuyoさん こんにちは
ホント、言葉の意味って慣用句で解釈しているんですが
知れば知るほどに深いものなんですね。

kazuさん こんにちは
台風は大丈夫でした。それにしてもホント、今年は今までと違った災害が多いですね。自然災害が起きないことを願うばかりです。

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