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2011/08/23

晩夏から初秋へ

ゆく夏、朝な夕なに美しい顔を眺めると心が安らぐ。いえ艶っぽい話ではありません。朝顔と夕顔を育てたら、いまを盛りと花を咲かせている。朝の凛に夜の幽と言うべきか。一朝一夜のはかなさに、花がまとう空気も引き締まる▼朝顔は藍色、夕顔はむろん白である。朝顔は夕べを待たずにしおれ、夕顔は朝の光の中でしぼんでいる。ニ交代勤務と言えばむ無粋になる。絶頂に凋落(ちょうらく)が潜む無情。そのたたずまいが、なかなかいい。▼双方を詠んだ句が蕪村にある。〈朝がほや一輪深き淵の色〉。この絶品の前では、数多(あまた)の朝顔の句は影が薄いという人もいる。〈ゆうがほや竹焼く寺のうすけぶり〉は、どこか楚々とした野趣が漂ってくる▼二つの花は似ているが違い、朝顔はヒルガオ科に、夕顔はウリ科に属する。俳句でも、夕顔は夏の季語だが、朝顔は真夏の花のようで秋の季語になる。昔の朝顔は今の桔梗を言ったらしい。それが遠因ともいうが、思えば涼しげな咲き姿は、秋のさきがけにふさわしくもある▼拙宅の花に戻れば、開花の観察をまだ果たせてないでいる。かって落合恵子さんが小紙で 「夕顔の時間」 と題して書いていた。 「花のなんと深い白さだろう」と愛でながら、どうやってほころぶのか、その時に立ち会いたいと。この夏の、わが宿題でもある▼きのうは各地で、土砂降りの雨が、猛暑でほてった空気を手荒に冷ましていった。晩夏から初秋へ。少しけだるい季節には、朝な夕なの凛と幽に知らず励まされる。 8/20付 朝日新聞〔天声人語]より

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コメント

夕顔の名前が良いですよね。朝顔に似たヨルガオ(ヒルガオ科)は昔作っていました。綺麗な花でした。
干瓢を作る瓜が夕顔、夕方咲くからのようですが--。でもこの花を綺麗だと見る方はさほど多くはないのでは?。

肥後椿さん (p≧w≦q)オッ☆ o(≧▽≦)o ハァァァァァァ♪
夕顔と夜顔・・同じものと思っていましたが、夕顔は瓜科で干瓢ができるが夜顔はできないということは最近知りました(^^ゞ

ミセス肥後椿さん おはようございます^^

深夜のご訪問ありがとうございました。

朝顔はうちのでその姿を見ていますが、夕顔の顔はどんな顔って思いました。

kazuyoさん、夕顔の事よくご存知ですね。
次の日、朝日新聞を見たら 『先週土曜日の小欄で、・・・育てている花を夕顔と書いたのは、正しくは夜顔でした。不明を恥じつつ、おわびします▼この夜顔はヒルガオ科で、俗称で広く「夕顔」とも呼ばれている。種子も「夕顔」として売られていることが多いが、・・・▼はかなげな花の姿に似ず、夕顔にはごろりと大きな実ができて干瓢の原料になる。清少納言は実を無粋と見たが、どこかユーモラスだ。来夏はあやまたずに育てて、平安美人に相まみえたい。』と23日付の〔天声人語〕に載ってました。一つ勉強になりました。

kazuさん こんばんは
夕顔は名前は知っていましたが、夜顔は初めて知りました。
一つ勉強できました。

リリー姫さん こんばんは
夕顔の花はインターネットで知りました。
8月末から目が痛かったり、夏バテ気味でその上、
朝、急に寒くなってのど風邪の罹ったりで、
なかなかPCに接せず、
返事が今日になってしまいました。

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